演劇でしか表現できない面白さを追及する劇団 絶対安全ピン

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vol.11 不思議の国のアリス

作・演出 黒田圭

前作の後、疲れたので劇団止まる。

止まってる間に若くなくなっていた。
かくなる上はオトナとして何かオトナっぽいことをしたい。
するとなぜか童話をやるのがオトナっぽく思えた。

というわけで「アリス」。

ファンタジーの速度とダフト・パンクのリズムに乗せて原作をそのままやり切る。光と影の演出で、アリスが巨大化・縮小する。

シュヴァンクマイエルより面白かったと褒められ照れる。
でもシュヴァンクマイエルよく知らない。

2003年12月  at 早稲田大学学生会館アトリエB202

参加15歳(中学3年生)

vol.12 フォークロア ~ 月の爆撃機

作・演出 黒田圭

アンデルセン「絵のない絵本」の形式で、月と太陽が交互に語る。

巨大な「日の丸(=太陽)」を背景に、自衛隊機が墜落する。
その魂が月世界に飛んで行き、後半はなぜか抱腹絶倒の月面SFコントが展開する。

2008年9月に改訂版を再演
オリンピックの年だから、というわけではないが。

2004年6月  at 早稲田大学学生会館アトリエB203

参加15歳(高校1年生)

vol.13 ブリティッシュな雲

作・演出 黒田圭

ロックもの。黒田の長年に渡る「ロック愛」を垂れ流す。

ロックをかんちがいしたライター志望の主人公が、
かんちがいのまま突っ走る。

本番1回につき2本のエレキギターを破壊する。

その部品を拾い、公演終了後、武道館(日本のロックの聖地)の敷地内に埋めて供養する。

その後、「ロック・オデッセイ」で初来日したTHE WHOのピート・タウンゼントは、ギター破壊の直前に「壊す用のやつ」と取り替えていたことが判明。

別にいいけど。

2005年10月  at 王子小劇場

参加17歳(高校2年生)

vol.14 one way (oneシリーズ

若手演出家コンクール2007参加作品

作・演出 黒田圭

oneシリーズ第1弾

  1. 「気がつくと一本の道の上を歩いていた。」
  2. 「なぜか前にしか進めない。」
  3. 「なぜか歩数がカウントされている。」

という状況におかれた7人の登場人物たち。

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督と映画『CUBE』へのオマージュ。
劇的状況とはそのまま哲学たりうることの証明。

リアルゆとり世代・ネモッティ、客として来場、公演終了後、安全ピンに参加する。

2007年6月  at 早稲田大学学生会館アトリエB202

不参加18歳(大学1年生)

vol.15 one box (oneシリーズ

若手演出家コンクール2007参加作品

作・演出 黒田圭

oneシリーズ第2弾

  1. 「まだ”宇宙”ができる前」
  2. 「ひとつの”箱”が作られた」
  3. 「それが”箱”だということを誰も知らない」

そういう仮定が与えられた場合のひとつの実験報告。

舞台にあるものは「箱」と「ファスナー」と「柿」。
さらに削ぎ落とされ先鋭化した演出。
ラスト10分、怒涛の「復讐劇」が展開され、観る者すべてを圧巻し、同時に脱力させる。

ネモッティ、制作兼「声の出演(17歳)」で鮮烈なるデビュー。

2007年11月  at 早稲田大学学生会館アトリエB203

参加17歳(17歳の地図)

vol.16 one side (oneシリーズ

若手演出家コンクール2007参加作品(最終選考)

作・演出 黒田圭

oneシリーズ第3弾

フリーターたちがフットサルをしていたら、ヒラメが飛んできた。
そのヒラメを裏返したら、なぜか世界が「片側」だけになってしまった。
全てがどうしようもなく「半分足りない」。

コンクールに参加し、初めて「演劇界」を覗き見る。
加藤ちかさんに「生のヒラメを使えばよかったのに」と惜しまれる。
流山児さんになぜか髪型をグシャグシャされる。
出会った演劇人たちはみんな心から演劇を愛していて、ひたすらまぶしかった。

2008年3月  at 下北沢「劇」小劇場

優秀賞受賞
参加19歳(大学1年生)

vol.17 フォークロア ~ 月光の植民地

作・演出 黒田圭

貧しい画家の窓辺に、夜毎、月が訪れる。
月は世界中の夜の話を語ってくれる。

ある時月は墜落しつつある自衛隊機の話を語る。
狭いコクピットの中での二人の隊員の戦いのドラマ。

またある時は、月の話し相手である太陽が、ある南の島の話を語る。
そこでは太陽に溶けない不思議な「雪」が降るという。

月と太陽の話は互いに侵食し始める・・・

2008年9月  at 早稲田大学学生会館アトリエB202

不参加20歳(大学2年生)
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